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パキラの葉が黄色くなる原因と対処法を解説します!

葉が黄色っぽく変色したパキラ よくあるトラブル

パキラの葉が黄色くなっちゃった。原因がさっぱり分からない!

インテリアグリーンとして人気のパキラですが、長く育てていると葉が黄色くなるトラブルにお困りの方も多いのではないでしょうか?

パキラの葉が黄色くなる場合、そのまま放っておくと徐々に葉が落ちたり、株自体が弱ってしまったりすることもあります。

そこで今回は、パキラの葉が黄色くなる原因とその対処法、冬に葉が黄色くなる原因や長く育てるコツを紹介します。

この記事を読めば、

  • パキラの葉が黄色くなる原因と対処法
  • 冬にパキラの葉が黄ばむのは寒いから…?
  • パキラを長生きさせるために押さえておくべきポイントはこの3つ

が分かるよ!

めめたん

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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パキラの葉が黄色くなる原因と対処法

葉焼けをおこしたパキラ

光線不足

パキラは明るい間接光を好む植物です。

日当たりが不十分な場所に置かれると、十分な光合成が行われず、葉の色素が失われて黄色くなります。

対処法

  • 屋外なら半日陰、10度以下なら室内へ移動しておく
  • 室内なら南~東向きの窓際に置く

日当たりの良い場所が見つからない場合、植物育成LEDライトを使うのも選択肢のひとつ。

根腐れ

パキラの幹

過剰な水やりは根腐れを引き起こします。

根腐れになると、根が水や栄養素を適切に吸収できず、葉に十分な栄養が供給されずに黄色くなることがあります。

対処法

  1. 鉢から根を取り出し黒く傷んだ根を取り除く。その後、水はけの良い清潔な土に植け水やりし、発根を待つ。その際、やや小さめの鉢を使うとよい(根の量に対して土が多すぎると蒸れやすい)
  2. 発根までは強い光に当てないこと。新しい葉が開き始めたら発根のサイン

根腐れを起こした場合、放っておくと腐敗が地上部まで拡がって手遅れになることも多いんだ。保水性の高すぎる土に植えるのも、根腐れリスクを高める原因のひとつ。

過度の乾燥

土の乾き具合を確認

水が不足すると、植物の光合成能力が低下します。

光合成が低下すると、葉が正常な緑色を保つために必要な栄養素が不足し、葉が黄色くなる可能性があります。

対処法

  1. 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりする
  2. 直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で休ませる

パキラの水やりは、土が乾いてからたっぷり与えるのが基本!

栄養不足

気温や日光、水分、風通しなどが不足することで、株が栄養不足に陥ると古い葉から黄色く変色することがあります。

これは落葉と同じメカニズムで、生命を維持するために、古い葉の養分を幹に集めているからと考えられます。

対処法

  • 古い葉のみ黄色く枯れ落ちる場合…新陳代謝の可能性もあるため様子を見る
  • 新しい葉まで黄色く変色する場合…管理環境の見直しが必要。明るく風通しの良い場所に置く。室内なら南~東向きの窓際へ。管理環境を見直したうえで活力剤を与えてみるのもよい

2年以上植え替えていない場合、根詰まりや土の劣化によって根がスムーズに水分を取り込めなくなっているかも。春~秋の暖かい時期に植え替えてね。

病害虫

ハダニが付いたクワズイモの葉

パキラの葉がまばらに黄色っぽく変色する場合、病害虫の可能性があります。

葉がベタベタしたり、白い綿状のものが湧いたり、蜘蛛の巣のようなものが付着したりするなら要注意です。

対処法

  1. 数が少ないなら湿らせた綿棒やティッシュで拭い取る
  2. 取っても再発する、復活の兆しが見られないようなら殺虫剤の使用を検討する

パキラに付きやすい害虫やよくある症状については、以下記事を参考にしてみてね。

 

 

冬にパキラの葉が黄色くなるのは寒さが原因?

冬でも室内の暖かい場所に置いて育てているのに葉が黄色くなる…。

このような場合、日照時間が関係している可能性が高いです。

冬は日照時間が短くなることで古い葉を落とすことがある

秋から冬にかけて古い葉が黄色くなる場合、日照時間が短くなることで栄養を幹に集中させている可能性が高いです。

これは落葉樹が葉を落として冬越しに備えているのと同じメカニズム。

葉が黄色くなるのを防ぎたい場合は、活力剤をうまく活用するのも解決策のひとつです。

ただし、冬場の肥料は避けてね。あくまで活力剤。

 

 

パキラを長生きさせるために押さえておくべきポイントはこの3つ

パキラの剪定【ビフォーアフター】

ポイント①室内なら南~東向きの窓際に置く

パキラは耐陰性があるとはいえ、本来は日光が大好きです。

日光が足りないと葉柄(葉と茎をつなぐ部分)が間延びして、だらしのない見た目になります。

光が足りないと弱々しい見た目になるだけでなく、ちょっとしたストレスや環境の変化にも弱くなるんだ。

ポイント②2年に1回の植え替えで土を更新

パキラの植え替え

土は経年とともに粒が崩れ、徐々に団子状に固まってきます。特に赤玉土は粒が崩れやすいです。

2年以上植え替えないままだと、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしやすくなります。

最低でも2年に1回、春に植え替えてみて。室内の場合は虫が湧きにくい土を使うのもおすすめ!

ポイント③土がしっかり乾いてから水を与える

パキラの水やりは、土が中心部までしっかり乾いてからおこなうのが基本です。

ただ、時期によって水やりの頻度は微妙に異なります。

  • 春~秋…土がしっかり乾いたタイミングでたっぷりと水やり
  • 冬(最低気温が15度以下)…土が乾いてさらに3日~4日ほど経ったら、土の約1/3が湿るくらいの量で水やり

冬は寒さによって生育が鈍るよ。根が水分を吸う力も弱まるから、暖かい時期と同じ頻度で水やりしていると、鉢の中が蒸れて根を傷めやすいから注意!

 

 

パキラの葉が黄色くなる時によくある質問

挿し木で増やしたパキラ

葉が下を向いてぐったりしている…

パキラの葉が下を向いてぐったりしている場合、まずは水切れが疑われます。

ただし、水やり後、5日以上経っても葉にハリが戻らない場合、過度の寒さや暑さ、根腐れなどによって根が弱っていることも考えられます。

植え替えを2年以上していない場合、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしやすくなるから注意!

黄色まではいかないけど前より緑が薄くなった…

パキラの葉の色が薄くなる場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。

  • 寒さ(10度以下)
  • 葉焼け
  • 根詰まり
  • 肥料不足、など

調子が悪いときは栄養剤を与えるべき?

パキラの土に挿したアンプル剤

観葉植物の調子がイマイチだからといって、安易に栄養剤(肥料や活力剤)を与えるのはおすすめできません。

特に肥料は、調子の悪いときは控えた方が無難です。

地上部の調子が悪いときは根っこの状態も良くないことが多いです。

根が弱った状態で吸いきれないほどの養分を与えると、逆に根がダメージを受けてしまうこともあります。

吸いきれないほどの肥料を与えると根が傷み、葉が変形したり変色したりすることがある。いわゆる「肥料焼け」。

 

 

パキラの葉が黄色くなる原因と対処法【まとめ】

  • パキラの葉が黄色くなる原因には、「光線不足(日照時間が短い)」「根腐れ」「過度の乾燥」「栄養不足(肥料を与えればいいということではない)」「病害虫」などがある
  • 冬にパキラの下葉が黄色くなる主な原因は、日照時間が短くなることが関係していることが多い
  • パキラの葉が黄色くなる場合、焦って強い光に当てたり、肥料を与えたりするのは逆効果。まずはよく観察し、これまでの管理方法を思い出した上で原因を探ることが大事!
  • パキラを長持ちさせるためには、「室内なら南~東向きの窓際に置く」「2年に1回の植え替えで土を更新する」「土が乾いてから水を与える」が重要
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