手のひらを広げたような張りのある葉とすっきりとした幹が印象的なインテリアグリーン・パキラ。
そのままでもおしゃれな見た目のパキラですが、さらに魅力的にみせるためには鉢植えがポイントになります。
また、パキラの性質に適した鉢植えをチョイスすることで、パキラをより丈夫に育てることも期待できますよ。
そこで今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介します。
パキラの鉢の選び方は?押さえておくべきポイントは3つ!
それでは、パキラに適した鉢植えの条件3つをみていきましょう。
大きすぎない
パキラは他の多くの観葉植物に比べ、あまり広く根を張らないことが多いです。
そのため、大きすぎる鉢に植え付けると、吸いきれずに残った水分が根を傷ませ、根腐れを引き起こすことがあります。
パキラの植え替えはひとまわり大きめの鉢をチョイスしよう
鉢の中が根っこでいっぱいになっている場合、ひとまわり大きめの鉢をチョイスします。
ここでいう「ひとまわり」は、今の鉢よりも直径プラス3cmほどのものをさします。
株とのバランスがとれたサイズの鉢を選ぶことで、見た目がすっきりとするだけでなく、根腐れを防ぐことが可能です。
大きすぎる鉢に植え替えると、水やりしてから土が乾くまでに時間を要します。
7日以上、土が湿っていると根腐れのリスクが高まるよ。根腐れを防ぐためにも、株の大きさに合った鉢を選ぼう。
水はけがよい
パキラを管理する上で欠かせないのが「水はけの良さ」です。
他の観葉植物に比べてあまり多くの根を拡げない傾向にあるパキラは、多湿状態が長く続くことで根を傷めやすいです。
▲スリット鉢
鉢底穴がしっかり開いている水はけの良い鉢を選びましょう。
水やり後、すぐに鉢底から水が流れ出てくるのが理想的ですよ。(下写真)
受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。汚れた水をそのままにしておくと、根腐れや病害虫、コバエの原因になることもあるからです。
3Dメッシュ構造、通気性・排水性に優れる特殊な鉢もある
Gyropot(ジャイロポット)は、通気性・水はけに優れた植木鉢です。
Gyropot(ジャイロポット)の壁面は「ジャイロイド」と呼ばれる立体メッシュ構造。鉢全体が空気、水分を通すことで抜群の水はけと通気性を誇ります。
Gyropot(ジャイロポット)は鉢の壁面に通気性があるため、「ついつい水をやり過ぎて根腐れを起こしてしまう」という方にもおすすめの鉢なんだ。
水をやり過ぎてしまいがちなら素焼き鉢
「ついつい水をやり過ぎて失敗しがち…。」という方におすすめしたいのが素焼き鉢です。(下写真)
素焼き鉢は多孔質なため、他の鉢に比べて通気性・排水性にすぐれます。そのため、多湿を嫌うパキラにも適した鉢といえるでしょう。
おしゃれな素焼き鉢、モスポットを探してみよう
素焼き鉢というと「赤茶色の重い鉢」というイメージですが、デザインはさまざまです。お気に入りのデザインの鉢を探してみるのも楽しいですよ。
素焼き鉢とは少し異なりますが、「テラコッタ鉢」や「モスポット」も通気性にすぐれるパキラにおすすめの鉢です。お気に入りのひと鉢を探してみてくださいね。
- 素焼き鉢…粘土を高温で焼いて仕上げた多孔質な鉢。排水性・通気性に非常にすぐれる。
- テラコッタ鉢…素焼き鉢よりも高温で焼き上げるため割れにくい性質がある。通気性は素焼き鉢の方がすぐれる。見た目がおしゃれでデザイン性が高い。
- モスポット…アンティーク加工が施された素焼き鉢。おしゃれな見た目だけでなく、植物にとっても快適な環境を用意したいという方におすすめの鉢。
パキラの鉢の選び方。パキラに適した鉢の条件3つとは?【まとめ】
今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介しました。
多湿を嫌うパキラ。根腐れを防ぎつつ、丈夫に長く育てるためには通気性と排水性にすぐれる鉢がおすすめです。
お気に入りのひと鉢を見つけて、パキラを長くおしゃれに楽しんでみてね。
パキラに適した鉢植え 3つの条件
- 大きすぎない
- 水はけがよい
- 水をやり過ぎがちなら素焼き鉢